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映画『シン・仮面ライダー』を試聴レビュー!見どころ3選&考察を解説!

『シン・仮面ライダー』は本郷と一文字のアクション・驚きの敵と演者が見もの!
更新日:2023年03月19日

2023年3月18日(土)全国公開の映画『シン・仮面ライダー』は、特撮を元にした作品。池松壮亮、浜辺美波、柄本佑らが出演し、庵野秀明が監督を務めます。

この記事では、映画『シン・仮面ライダー』を劇場鑑賞した後の感想とこれから観る人に知ってほしい観どころをご紹介していきます。


enlightenedなぜ観るべきか?

庵野秀明監督ならではのテンポの良さやこだわりのカメラアングルによるアクション。そして人間模様が見どころ!仮面ライダーの熾烈な戦いから目が離せず、本郷とルリ子を見守りたくなるでしょう。

enlightened観て何を感じたか、考えたか?

戦いに迷う本郷、決意を固めるルリ子の姿は応援したくなりますね。そこに仮面ライダー2号こと一文字が現れ、戦っていくのには目を見張ります。様々な敵(オーグ)が登場するのにも注目ですよ。

enlightened観終わった後、どんな気分になるか?

最後の戦いを経て、本郷とルリ子について改めて考えたくなりますね。また、ショッカーの目的やオーグたちの強さも改めて凄かったと思いました。仮面ライダーがバイクに乗ったり、ライダーキックを繰り出したりするシーンは爽快です!


 

観どころ(なぜ観るべきか)

映画『シン・仮面ライダー』を劇場鑑賞した見どころは以下3つ。これから視聴しようか考えている人は参考にしてください!

  • 本郷とルリ子の物語に引き込まれる
  • 個性豊かな敵と役者に注目!
  • 派手なアクションと凄まじい戦い!

 

本郷とルリ子の物語に引き込まれる

本郷猛は警官だった父を目の前で亡くしたという過去を持っていました。父が拳銃という力を使えば、あるいは自分に力があれば助けられた…そう思っていた本郷が、バッタオーグの力を手に入れてショッカーを粉砕!倒した際の敵の出血量から彼の力の凄まじさを感じました。

しかし、優しい本郷は力を恐れ、思い悩む序盤に引き込まれましたね。

力があれば父を救えたということを踏まえて、今回はルリ子を守ろうと決心した際には応援したくなりました。彼女が徐々に心を許し、側にいるよう本郷に言うのは心温まります。

そうしてイチローと対峙し敗れしてしまい、ルリ子がオーグに殺されてしまうという展開までも早かった…本郷が彼女の遺言を聞き、涙を流すシーンが忘れられません。

最終的にはルリ子の言葉により、イチローも思い直すという展開になったのも踏まえて今作は彼女の物語だったのかもと思いました。本郷もルリ子のために命を懸けつつ、2号に戦いを託すという結末も踏まえてストーリーに引き込まれます。

 

個性豊かな敵と役者に注目!

パンフレットを元に、登場した敵について見ていきましょう。

クモオーグは、ドレッドヘアーのような赤と黒のカラーリングが印象的。声は大森南朋で、圧を感じさせましたね。

コウモリオーグは、顔がコウモリのようで、羽をばたつかせるのが印象的。手塚とおるが演じていましたが、紳士のような振る舞いも見せました。

サソリオーグは、長澤まさみが演じ、片手のハサミや頭に乗せたサソリに目が行きます。テンションが高いというか、はっちゃけているというか…短時間の出演でもかなりインパクトがありました。

ハチオーグことヒロミは、長い髪の毛を2つに結わいていたり、和装や刀がステキでしたね。西野七瀬が演じていましたが、個性的な口調やルリ子との対話シーンが印象に残ります。

カマキリ・カメレオン(KK)オーグは、顔の半分ずつが違って姿を消して動けるのが見もの!本郷奏多が演じており、少し顔をのぞかせた時に鬼気迫る姿が印象的です。

 

派手なアクションと凄まじい戦い!

サイクロン号で走り、ベルトの装置に風を受けることで変身!場合によっては落下した時の風をも利用するという設定が見ものでした。昆虫の生存本能が作用して凶暴性も増す中、

バッタの跳躍力を活かしてライダーキックを繰り出すのには目を見張りましたね。文字通り蹴散らす様子に驚くばかりです。

その後もハチオーグのサーバーを破壊するためにスピンしながらライダーキックをして建物ごと破壊したり、2号と死闘を繰り広げたり…目を見張るアクションが続きます。

最後はチョウオーグことイチローが仮面ライダー0号を名乗り、本郷たちと対峙!圧倒的な強さを見せるイチローに対し、本郷たちが血を吐くという演出はハラハラしました。1号と2号が同時に攻撃しても敵わないかと思われましたが、長期戦による戦いの末何とか勝利…2号がイチローのマスクを砕く勢いで頭突きをし、自らのマスクも壊した結果、1号が残したマスクを付けるという結末も踏まえて引き込まれました。

 

考察(何を感じて考えたか)

ショッカーや過去作品とのつながりを踏まえて考察をしていきます!

本郷が立ち向かうことになるショッカーは、悪の組織化と思いきや「人類の幸福のために」という目的を持っていたのに驚きです。目的のために正義を行使するというより、各々が自由に動いているという感じでしたね。イチローの指示の下、動いているオーグもいましたが…コウモリオーグは研究に没頭していたり、サソリオーグやハチオーグも自分の勢力を広めているようでしたね。コウモリオーグやハチオーグは人間を操ることに特化していたので恐ろしさも感じました。

そんなショッカーの一員であるイチローが生み出したのが仮面ライダー2号でした。

記者だった一文字隼人はバッタオーグ2号にさせられ、仮面ライダーよりも性能が高かったですね。特に変身する時に風を使わなくて良いのは驚きです。本郷との戦いで優勢だった一文字でしたが、ルリ子が彼の記憶を取り戻させたことで味方になるという展開が良かったです。悲しみの記憶を一気に見ることになった一文字の表情から辛さも感じましたが、本郷のピンチに駆け付けてくれたシーンも印象的です。

過去作品とのつながりなども見ていきましょう。

1971年に放映されたテレビ『仮面ライダー』の1話で、クモの怪人と戦っていましたね。その際に仮面ライダーが上から跳んでくるシーン、ショッカーに囲まれて戦うという構図がそっくりでした。登場時の効果音やBGMも同じものが使われていたと思いますが、改めてサントラを聞いてみたいと思います。

他作品とのつながりも見ていきましょう。ヤンジャンで『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』が連載されていますが、イチローやショッカー側のストーリーを見た上で今作を見直したくなりそうですね。

また、タイトルつながりなのか、映画でアントニオ・ヴィヴァルディの『まことの安らぎはこの世にはなく(Nulla in mundo pax sincera)』が流れるのにも注目ですね。チョウオーグとハビタット世界についての説明を踏まえて、曲の壮大さを感じさせました。

→ 『シン・仮面ライダー』で流れる曲とは?予告・挿入歌・エンディングなど4曲解説!

 

おすすめの人(どんな気分になれるか)

庵野監督の映画作品の最新作ということで、これまでのシリーズを踏まえたテンポの良い世界観を楽しみたい人におすすめ。もちろん、仮面ライダーの過去作品などを知っている人は懐かしくなりますよ。ヒーローとしての苦悩、激しい戦いとアクションが好きな人も楽しめますよ。

 

この記事の執筆者
こでぃも
こでぃも

年100本以上の洋画を見て海外ドラマもついつい見続けてしまう こでぃも です。新作公開映画は年に20本観るので時間が欲しくてしょうがないです(笑)マーベル、DC、ディズニーを見たり、ネットフリックスのオリジナル作品も凄いなと思う今日この頃。アクション映画の迫力、ファンタジーの魅力などなど、皆さんにも映画のおもしろさを伝えつつ、楽しんでいければと思いますのでよろしくお願いします~

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