『劇場総集編 SSSS.DYNAZENON』を劇場鑑賞レビュー!見どころ3選とおすすめしたい人
ロボット&怪獣が見もの!蓬たちの心情にも注目
2021年4月にアニメ12話の放映を経て、今作では2時間ほどの総集編の映画で2023年3月10日に放映開始!劇場版でプラスされた最後のシーンや、登場人物の変化が追いやすくなっている作品です。
この記事では、映画『SSSS.DYNAZENON』を劇場鑑賞した後の感想とこれから観る人に知ってほしい観どころをご紹介していきます。
なぜ観るべきか?
ダイナゼノンの誕生から、怪獣が生まれる理由、そして蓬たちが戦う理由などが1つの作品にまとまっているのが見どころです。特に、蓬と夢芽の心情の変化が追いやすいので、アニメを見た人もそうでない人にもおすすめです。
観て何を感じたか、考えたか?
ガウマがなぜ怪獣と戦うのか、ラストで何を思ったのか…改めて心情を追いたくなりましたね。また、蓬と夢芽の変化も改めて考えたくなります。そして、ダイナゼノンと怪獣の戦いも踏まえて、アクションの凄まじさも実感できるでしょう。
観終わった後、どんな気分になるか?
巨大ロボットが様々な怪獣と戦うのが熱い!アニメ『SSSS.GRIDMAN』と繋がる展開も熱い!3月24日に公開される『グリッドマン ユニバース』との繋がりが気になる!と、映画を見た後もワクワクが止まらないことでしょう。
観どころ(なぜ観るべきか)
映画『SSSS.DYNAZENON』を劇場鑑賞した見どころは以下3つ。これから視聴しようか考えている人は参考にしてください!
- ロボットの合体や戦いが凄い!
- 敵が味方に?ストーリーが熱い!
- 怪獣も様々!注目は…
ロボットの合体や戦いが凄い!
5000年ぶりに目覚めたガウマが、仲間だった怪獣優生思想の四人を相手に、蓬や夢芽といった新たな仲間たちと共に立ち向かうのが見ものでしたね。その戦いではダイナゼノンと呼ばれる巨大なロボットを操作するのですが…4体のロボットが合体したりするのが見ものでした。竜人型のダイナソルジャー、飛行機型のダイナウイング、バギー型のダイナストライカー、潜水艦型のダイナダイバーの4体は乗り物などを模した形がカッコいい!4人が個々の機体を操縦し、心を一つにすることで合体するという設定も熱く、異なる形態としてダイナレックスに変化するのも見ものでした。 4体がトランスフォームしていくシーンや、全弾発射という必殺技「ダイナゼノンフルバースト」を披露するシーンなど、アクションから目が離せません。ガウマたち4人が心を一つにしていくのもポイントでしょう。
敵が味方に?ストーリーが熱い!
前作のアニメシリーズ『SSSS.GRIDMAN』で、敵の怪獣として登場しグリッドナイトとなったアンチくんが新たにナイトくんとして今作にも登場!子供だったアンチくんが成長して大きくなったなと思いつつ、今作との繋がりがあることが証明されましたね。紫の巨人のグリッドナイトは、身体能力が高く、技も豊富!ダイナゼノンと協力していく様子と合わせて見ものでした。 また、物語の途中でチセの情動から生まれたゴルドバーンとの共闘にも注目です。怪獣のゴルドバーンは黄金の鳥の見た目で、盾に形を変えて仲間を守ったり、夢芽を危機から救ったりしました。 そんなゴルドバーンは物体の大きさを変化させる能力があり、ダイナゼノンたちを合体させるという活躍を見せる!ダイナゼノン、グリッドナイト、ゴルドバーンが合体してカイゼルグリッドナイトとなるラストが熱い!紫色の透明なマントをひらめかせつつ、凄まじい戦いを見せてくれました。光線のカイゼルナイトダブルストーム、全てを切り裂くほどの強さを持つ巨大な光の輪のカイゼルナイトサーキュラー…パワーアップした力を目の当たりできるのが見どころでしょう。
怪獣も様々!注目は…
ダイナゼノンが最初に戦う怪獣・シャルバンデスは、アルマジロを思わせる見た目と、黒と紫で彩られる見た目が禍々しい!最初に登場する怪獣として十分なインパクトを与えてくれました。 羽のようなパーツを振動させてワープするグレージョムは、マゼンタとグリーンの色合いが印象的!瞬間移動をすることでダイナゼノンは苦戦を強いられましたが、ダイナレックスとダイナウイングの共闘により攻略できたのが見ものです。
4足歩行のブルバインは、暴れ馬のようにパワフル!ダイナゼノンとグリッドナイトが協力してようやく倒せるという強さが印象的です。 派手な色を街にばら撒くザイオーンは、まだまだ小さい怪獣…仕草も可愛らしいなと思っていましたが、巨大化してしまって人に危害が及びそうになったことで倒されてしまうのは少し悲しかったです。
最後に登場したガギュラは形態を変化させ、誰も敵わないのではと思わせる強さを見せましたね。ホワイトベースの見た目から、第2形態では虹色の身体の部位も増えてカッコいい…シズムが解き放った怪獣がムジナたちを吸収し、余すことなく力を発揮するのが最終決戦に相応しかったと思います。
考察(何を感じて考えたか)
ロボットや怪獣の見どころがたくさんある今作ですが、登場人物たちの心情なども考察と共に見ていきましょう。
ガウマは5000年前に姫に仕えており、身分が違えども恋仲だった…特撮作品の『電光超人グリッドマン』によると、ガウマは毒殺され、姫は彼をミイラにして再び復活することを願いました。
そして、姫から贈られて一緒に埋葬された龍を象った副葬品…それを怪獣が現れた際に使って、巨大ロボット・ダイナゼノン登場という流れが凄いですね。ガウマは姫との再会を望みましたが、良い仲間と出会って良かったという面持ちと共に消えていったのが印象的…兄貴分の彼に惹かれることも多かったです。
蓬は都立フジヨキ台高校の1年生であり、母が恋人を作ってから家にいづらくなっていました。そのため、アルバイトを続けていましたが…最初はダイナソルジャーの練習も積極的に参加はせず、「え?みんなは参加するの?」という感じでしたね。そんな蓬ですが、ガウマが姫との再会を望んでいることや、夢芽が姉の死の真相を探る手助けをする中で次第にその心は変化していきます。
他人に対して線を引き、踏み込まないようにしていた蓬や夢芽が後半に向かうにつれて感情を表に出して互いに思いやる姿を見せていきましたね。夢芽は姉の香乃が死んでしまった敬意を調べていきますが、蓬の気遣いに助けられたことも多かったでしょう。また、チセからハッキリと意見を言われた際にも心に響くものがあったのではと思います。
蓬や夢芽を見ていて高校生らしさを感じるのが微笑ましくもある中、2人の関係性に焦点が当たっていた今回の総集編!これは3月24日に公開する『グリッドマン ユニバース』へ繋がる重要な要素の一つとパンフレットに書かれていたのもあり、暦が消えてしまったのも踏まえて次回作が楽しみです。
→ 『劇場総集編 SSSS.DYNAZENON』で流れる曲(挿入歌)4曲を紹介!
おすすめの人(どんな気分になれるか)
特撮や巨大ロボット、怪獣が好きな方におすすめの今作!また高校生らしい学園ドラマも心温まりますよ。アクションでは、ダイナゼノンが戦うシーンで、オーイシマサヨシの『インパーフェクト』が流れるのが特に熱いのにも注目!色々なジャンルからグリッドマンシリーズに興味を持ってもらえると幸いです。
音楽(洋画・海外ドラマ)、音楽(ポップス、ヒップホップ)が好きな95年生まれ。このサイトVODZOOの姉妹サイト【SOUNDZOO】の運営もしております!