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レビュー『長ぐつをはいたネコと9つの命』の視聴感想と見どころ3選を解説!

ウルフや巨人との戦いがスゴイ!願い星をめぐる結末にも注目
更新日:2023年03月23日

2023年3月17日公開の映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』は、ドリームワークスの『シュレック』シリーズでおなじみの猫のプスが主演となる作品。映画第2弾としてプスとキティの関係も描かれます。

この記事では、映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』を劇場鑑賞した後の感想とこれから観る人に知ってほしい観どころをご紹介していきます。


enlightenedなぜ観るべきか?

プスの軽やかなアクション、情熱的なダンス、吹替を担当する山本耕史の熱い歌が素晴らしい!マンガ調のアクションに目を見張りつつ、冒険の行く末が気になりますよ。1作目に登場したキティとの関係性の続きも描かれます。

enlightened観て何を感じたか、考えたか?

1度しかない人生をどう生きるか…そうした難しい問いかけも感じさせる作品でしたね。プスは9つの命があるからこそ大胆な生き方をしつつ、命を軽んじることは良いのか?という問いも残したと思います。

enlightened観終わった後、どんな気分になるか?

プスがキティやワンコと共にチームになったのが良かった!ゴルティと3匹の熊たちの関係性も合わせてハッピーエンドとなり幸いです。結末に到るまでの個々の悩みや、意外なストーリーも見どころでした。


 

観どころ(なぜ観るべきか)

映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』を劇場鑑賞した見どころは以下3つ。これから視聴しようか考えている人は参考にしてください!

  • アニメの描き方に注目!
  • みんなの願いと結末について
  • 危険な敵にハラハラ!

 

アニメの描き方に注目!

長ぐつを履き、カッコいいハットを被り、剣を振るう茶色いネコのプス!剣さばき、足さばき、どちらをとっても見ものでしたね。序盤のプスの吹替を担当する山本耕史の『Fearless Hero』の歌のシーンからノリの良さも感じさせます。

スピーディーなアクションも良かったですが、今作ではフレームレートをわざと落として、カクカクした動きをさせるのがポイント。このアニメーションと共に、コミックのようなエフェクトを足すことで、これまでのアニメーション作品とは違った見せ方をしていました。

眠れる巨人やホーナーと戦う際には素早い動きで翻弄し、先端のとがった針のような形状の剣で爪をめがけて刺すという容赦無い攻撃が!また、キティと息の合ったアクションにも注目で、軽やかなステップやダンスのような動きをしたり、足裏を合わせつつも宙高く移動したり、2匹ならではのアクションが見どころでした。

他にも、プスが8つの命を落とした際には、それぞれのシーンを端的に描いていたのがおもしろかったですね。序盤で鐘が落ちてきたり、ダンベルを落としたりして死亡…そしてベロベロになって落下死から、トランプゲームをして犬に襲われ、アレルギーとなる食べ物を食べ続けたりして命を落とすという8つの展開から目が離せません。テンポの良い描き方も今作の見どころですね。

 

みんなの願いと結末について

キティは過去に信じた人に爪を抜かれた経験があり、「信頼できる人」が欲しいと願っていましたね。冒険の旅の中で、プスを信頼できれば願いは不要とのことでしたが…彼が結婚式から逃げたことが明かされた際にはもうダメかとハラハラしました。プスが後悔しており、キティと、誠実に向き合ったからこそ、彼女の願いは叶えられたようです。

ワンコはプスとキティの側にいれれば満足な様子で、壮絶な過去を明るく語るシーンが忘れられません。彼の一言に考えさせられたり、癒されたり…一緒にいてくれて良かったと思います。

ゴルディは人間の家族が欲しいと望んでおり、クマたちとは一緒に生きられないと考えていたようですね。確かに冬眠してしまうクマたちとは生活が難しそう…それでも皆との小屋での暮らしを思い出して今のままで十分だと思う姿が印象的です。

みんなの願いと、冒険の最後に望みが叶えられていたとわかるストーリーが見どころでした。

 

危険な敵にハラハラ!

とても危険なジャック・ホーナーとウルフからも目が離せませんでしたね。ホーナーは仲間が死んでも全く意に介さず、範囲の広い攻撃を仕掛けたり、足場として使ったり…まさに悪党の中の悪党という感じで振り切っていたのが凄いです。本人は共感性が無いと言っており、もっと恵まれても良いと考えて願い星へ向かいますが…魔法の道具を使うホーナーの攻撃から目が離せない中、プス達と死闘を繰り広げるのでハラハラしました。

ウルフは口笛を吹きつつ気付いたらプスの側にいるという恐ろしさが際立つ!死神と判明してから、武器が鎌のようになっていたのも納得でした。赤い目をしてプス以上のスピードで動き、恐怖するプスの姿を楽しんでいた…ホーナーとは別のベクトルで危険だったのが印象的で、吹替を担当する津田健次郎の低音は魅力とも思えます。

 

考察(何を感じて考えたか)

「ネコには9つの命がある」という逸話を元に、勇敢な長靴をはいた猫・プスが新たな旅へ!最後の命とウルフについて、そして他作品との関わりもパンフレットの情報を元に考察します。

プスは「レジェンド」とはやしたてられ、人気者でしたね。そんな彼が命を8つ落とし、賞金稼ぎのウルフに死の恐怖を与えられた…身体の毛が逆立ち、怯える眼差しのプスの姿にハラハラさせられました。

そんなウルフですが、まさか死神だったとは驚きですね。どんな場所にも現れて、プスを脅かすことを思うと納得…ウルフは傲慢なプスの命を喰らうことを楽しみにしていたようです。映画のラストでプスはウルフに立ち向かいますが、これは死の恐怖と向き合っていたということでしょう。レジェンドとしてもてはやされるよりも、残り1回の人生を大切に生きるという決心が伝わっていました。

他作品とのつながりも見ていきましょう。童話で有名な「シンデレラ」からガラスの靴、「ピノキオ」から良心を伝える虫。そして「不思議の国のアリス」からクッキーも登場しましたね。食べると巨大化するクッキーをホーナーが使うラストが印象的です。その他にもユニコーンの角、不死鳥といったファンタジー世界らしい生き物が現れますが…ホーナーが容赦しない、無茶な使い方をしないという印象が強かったですね。

ワンコは名前が無く、最後に改めて「ワンコも呼ばれたい」と言っていましたね。プスとキティとチームを組み、友情関係を築けたことを喜んでいたのが印象に残ります。名無しだったのは、監督が『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』シリーズの主人公に影響を受けていたとのことでした。星の形をした地でプスたちが対峙するシーンでも、それぞれの表情をアップで映し、「誰が最初に動くか!?」という緊迫した演出をしていたのも各映画の影響でしょう。

 

おすすめの人(どんな気分になれるか)

爽快なアクションから、ネコやワンコの姿に癒されるシーンなどなど!そして思わず笑ってしまう展開も多いため、大人から子供まで楽しめる映画です。『シュレック』シリーズや前作を知らなくても楽しめるのがポイントですね。人生観を考えさせられる作品なので、ふとした時にもう一度見たくなるかもしれませんよ。

 

→ 『長ぐつをはいたネコと9つの命』で流れた4曲をシーンごと解説!

 

この記事の執筆者
こでぃも
こでぃも

年100本以上の洋画を見て海外ドラマもついつい見続けてしまう こでぃも です。新作公開映画は年に20本観るので時間が欲しくてしょうがないです(笑)マーベル、DC、ディズニーを見たり、ネットフリックスのオリジナル作品も凄いなと思う今日この頃。アクション映画の迫力、ファンタジーの魅力などなど、皆さんにも映画のおもしろさを伝えつつ、楽しんでいければと思いますのでよろしくお願いします~

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