劇場版『グリッドマン ユニバース』を鑑賞レビュー！見どころとおすすめしたい人を解説！

映画『グリッドマン ユニバース』を劇場鑑賞した見どころは以下2つ。これから視聴しようか考えている人は参考にしてください！

• ラストの戦いも見もの！
• 驚きの登場人物たち！

 

ラストの戦いも見もの！

グリッドマンたちが最後に戦う怪獣「マッドオリジン」は強かったですね。特にアレクシスを飲み込み、彼の力である無限の命を手に入れるとは驚きです。アニメ『SSSS.GRIDMAN』でアレクシスは茜の手作りの粘土の怪獣に命を与え、それが巨大化して街を破壊していました。最終的にはグリッドマンがアレクシスを封印しましたが、今回の戦いで蘇って茜に「インスタンス・アブダクション」をされる…その結果、操られているというよりも、割と乗り気だったようにも見えましたのが印象的です。

これはアレクシスが最後に消えゆく際に「限られた命も楽しめるものだ」というようなセリフを言っていたことも踏まえて、色々と考えさせられます。アレクシスも味方とまでは言いませんが、人間よりの思考になっているのかもと思いました。

そうしてマッドオリジンが無限の命を得た際には、グリッドナイトたちが攻撃を放ち、グリッドマンがフィクサービームで修復を繰り返してダメージを蓄積させる！さすがのマッドオリジンもひとたまりも無さそうでした。みんなが協力して戦うという展開も合わせて目が離せませんでしたね。

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驚きの登場人物たち！

アニメ『SSSS.DYNAZENON』で活躍した蓬やユメが「迷子になった」と言ってしれっと現れるのには驚きでしたね。こうしてガウマとの再会も果たしますが…前にガウマが消失した際に蓬は別れの挨拶もできずにいたため、ガウマにかけたい言葉が出てこない様子でした。頭をそっと預けるシーンは感動を覚えます。

ガウマもまた、立花の母の買い物に付き合った際に北海道物産展で「ひめ」と出会い、言葉を失いましたね。ひめは動じることなく、おそらく生前と同じように接していたようですが、ガウマはずっと探していたという思いが強かったようです。彼女からもらった領収書の裏には過去を悔やんでばかりいてはいけないという内容が書かれており、ガウマが新しい生き方をするキッカケになったのではと思います。

他にもバイクに乗っていた人は、特撮版『電光超人グリッドマン』の翔直人でしょうか。立花の兄の姿も見れたりし他のも合わせて、意外な登場人物たちが現れるのも今作の魅力だと言えるでしょう。

 

暦はやっぱり全裸で出てきましたね。3月10日に公開された劇場総集編『SSSS.GRIDMAN』の最後で、暦はお風呂に入ろうとして消えてしまったため何があったかと思いましたが…裕太たちの世界に飛ばされ、彼とお風呂で鉢合わせるという展開を見せました。

そうした小ネタもおもしろいですが、裕太たちの世界に何があったのかを踏まえて考察していきましょう。

グリッドマンは裕太の大切な時間を奪ってしまったという負い目を感じており、そこに怪獣・マッドオリジンがつけ込みましたね。グリッドマンは世界を移動したり、エネルギーを自分のものにできたりした…マッドオリジンに操られたグリッドマンはこの特性を利用されて、いくつかのバース（世界）を引き込んでしまったようです。

宇宙そのものになってしまったグリッドマンにより、混沌を巻き起こしましたが…期末試験が終わっていたり、立花の父親がアレクシスになっていたり、カオス（混沌）な状況に驚きましたね。特にアレクシスが馴染んでいたのは不気味さもあり、世界が徐々に歪んだような表現になって凄かったです。

駆けだした裕太は学校の階段から転げ落ちますが…そこで痛みを感じないことに気付き、数日前にバレーボールがぶつかった時も痛くなかったと認識。この世界に何かが起きているとわかって、そこにナイト（アンチ）と2代目が現れたためさらに驚きました。裕太がまだ立花に告白できていないという強い思いのおかげで異変に気付けたという理由も良かったです。

そうして裕太と蓬の世界がつながり、茜のいる現実のような実写の世界もつながり、今作ならではのマルチバースなシーンの連続は見ていてワクワクさせられるでしょう。

 

アニメ2シリーズのオープニングである、OxTの『UNION』、オーイシマサヨシの『インパーフェクト』などが流れるため、懐かしさも感じた今作の映画！マルチバースならではの登場人物たちにワクワクさせられつつ、ロボットや怪獣が戦う展開が楽しめる作品ですよ。