『マーダー・ミステリー2』をレビュー!考察と見どころ3選を解説!
事件の考察&アクションとコメディ要素の見どころとは?
2023年3月31日ネットフリックスで公開の映画『マーダー・ミステリー2』は、続編ならではの登場人物やミステリー作品が楽しめます。夫婦が巻き込まれた事件とストーリーに注目ですよ。
この記事では、映画『マーダー・ミステリー2』を鑑賞した後の感想とこれから観る人に知ってほしい観どころをご紹介していきます。
なぜ観るべきか?
ニックとオードリー夫婦の思わず笑ってしまう掛け合いと共に、殺人事件などが起きていく展開にハラハラ!犯人は誰なのか、ミステリー映画ならではのストーリーが描かれるのに注目ですよ。
観て何を感じたか、考えたか?
ミステリー映画としての王道的な展開がいくつもあって、コメディを交えつつブラックジョークも楽しめる作品ですね。犯人の動機やどう動いたかを改めて追いたくなるのも見どころだったと思います。
観終わった後、どんな気分になるか?
夫婦がケンカしたりすることもある中、ハッピーエンドで良かった!最後にオチもしっかりついて、事件解決に向かうのが爽快です。激しいアクションや探偵としての動きなども見ていてハラハラしました。
観どころ(なぜ観るべきか)
映画『マーダー・ミステリー2』を劇場鑑賞した見どころは以下2つ。これから視聴しようか考えている人は参考にしてください!
- ダンスもアクションも盛大!
- 笑いどころも多い!
- 登場人物たちも個性的
ダンスもアクションも盛大!
結婚式の余興の時間にビデオで練習していた参列者たちがダンスを踊る!インドの衣装は羽をはばたかせる蝶のようにも見え、男性たちが歌っていくのが情熱的ですね。新婦が上から降りて来て華麗に踊っていくのも見ものでした。
ノリが良くてキレのあるインド特有のダンスと、「はい!」と盛り上げていく様はとても楽しそうです。後半からは男性たちも参加し、大勢で踊っていきつつ新郎を迎えるのが華やか…ゾウに乗った男が落下するまでですが、ここからミステリーが始まっていくのも見どころでしょう。
ダンスの他にも、バンで誘拐犯たちと戦う際のアクションも凄かったですね。お面を付けて顔を隠す誘拐犯たちを相手にニックは肉弾戦、オードリーは勇気を持って銃を撃つ!1人撃ってしまってもう撃ちたくないと言いつつ、運転手の頭に手斧が刺さったりするのにはハラハラさせられました。そのまま暴走するバンがお店に突っ込んで騒然とする…目が離せないアクションと共に、オードリーが手斧の刺さった頭ごとハンドルを動かしていくのも忘れられません。
笑いどころも多い!
ニックとオードリーの掛け合いは笑ってしまうシーンが多く、コメディとしても楽しめましたね。
序盤では、オードリーが素敵な衣装で結婚式に参列し、ご飯をお皿一杯に盛っていたのが印象的。その姿を見た女伯爵たちが「アメリカ人が…」と悪態をつきつつ、オードリーを笑うのに冷や冷や!しかし、女伯爵と一緒にいたイマーニが特徴的な笑い方をしたり、後にその笑い方がマネされたりといったシーンは笑ってしまいます。
ニックもチーズをひたすら食べ続けるのが印象的ですが、この後の犯人との交渉が見もの!ニックは逆探知のための45秒を稼ごうと努め、犯人の加工された声が聞きづらいと言うのは、バカにしているようにも見えるため笑ってしまいました。
そしてひとたび銃を使えば…絶対的に的に当たらないのもコメディっぽくておもしろかったです。
お決まりの展開がたくさんあって、笑って楽しめるのが見どころですね。
登場人物たちも個性的
1作目『マーダー・ミステリー』で活躍したオードリーとニックの夫婦。彼らが参列した結婚式にも濃い人が多かったですね。
金持ちで会社も持っているヴィックですが、婚約者のクローデットはお金目当てで結婚したと思われていましたね。そんな彼女は銃を持ち歩いているという周到さがあり、最後のシーンでヴィックの妹のサイラを倒すのも含めてカッコ良かったです。
会社の経営を任されているフランシスコは、女性に色目を使ってばかりでオードリーにもご執心でしたね。他の女性との間にできた子供も多く、そのために養育費に困っているとのこと…それでも懲りていないのだろうと思います。
ヴィックの元婚約者であるセクー女伯爵は、クローデットのルームメイトでもありましたね。そのため、仲が良かったことや花嫁の付添人でもあるという経緯もあるのは複雑…女伯爵と共にいたイマーニは特徴的な笑い方が印象的です。
1作目にも登場した大佐ですが、片腕と片目が無いのが印象的。彼が最後に身を挺してヴィックを守って銃弾を受けるのがクールでした。
そうした様々な登場人物の他にも、誘拐事件を解決するためにミラーが現れたり、映画の後半では警部補のドラクロワも加わったり、事件の捜査を進めていくのにも注目です。
考察(何を感じて考えたか)
ミステリー映画ならではの二転三転するストーリーが見ものとなる今作。事件の全容を考察していきます。
ヴィックの結婚式で彼の誘拐事件が起きるという驚きの展開。ヴィックがゾウに乗って式場に現れるという派手な演出と共に、背中を刺されていた彼が崩れ落ちていきましたね。クローデットが近付いて、ヴィックでは無くガードマンのルイだとわかってひと安心していましたが、殺人が起きたことには変わりなく…殺人と誘拐事件の2つが始まるのです。
ヴィックがゾウに乗って現れることを知っていたのは彼と親しい人物だけ…そして誘拐犯も別にいることから犯人は複数いるとわかります。オードリーもそのことに気付いてすぐに動き出しますが、MI6(秘密情報部)の元人質交渉人であるミラーに仕事を奪われてしまいましたね。仲間と共に人質の交渉を確実に進めていくミラーですが、今回の事件の黒幕の一人だとは驚きです。
確かに監視カメラの映像を加工したり、複数人の仲間と共にバンでの移動をしたり、そうした準備を整えられたのはミラーならではと言えるでしょう。そんな彼は死を偽装するというミステリーならではの手法を見せるのですが、まさか車ごと爆発させるとは驚きです。後部座席に避難シェルターを取り付けていたとのことで、さすが元MI6だなと思いました。
そんな彼が予想外だったのは女公爵たちの動向でしょうね。まさかお金を奪って行くとは思わなかったようですが、最後はエッフェル塔で爆弾騒ぎまで起こして証拠隠滅を図るとは振り切っているなと思いました。
式に参列していたサイラはルーを刺しつつゾウを誘導して、みんなが気を取られている間にミラー(もしくは、その仲間?)がヴィックを誘拐。という筋書でしたね。サイラの動機は、兄であるヴィックの会社…親がヴィックに会社相続をさせたことに納得していないからだったようです。彼女の方が賢く、ムンバイでもヴィックを殺そうとしたという前例があるという話も踏まえて動機も十分だったと思います。
おすすめの人(どんな気分になれるか)
ニックとオードリーがプライベートアイランドに到着するシーンや、パリの凱旋門に行くシーンなど、素晴らしい景色が多かったのも印象的でした。その際に流れるノリの良い曲も良いなと感じるでしょう。 軽いノリでミステリー映画を楽しみたい人におすすめで、大人向けの映画ですよ。
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年100本以上の洋画を見て海外ドラマもついつい見続けてしまう こでぃも です。新作公開映画は年に20本観るので時間が欲しくてしょうがないです(笑)マーベル、DC、ディズニーを見たり、ネットフリックスのオリジナル作品も凄いなと思う今日この頃。アクション映画の迫力、ファンタジーの魅力などなど、皆さんにも映画のおもしろさを伝えつつ、楽しんでいければと思いますのでよろしくお願いします~