Fire HD 8をレビュー!お値段以上のタブレット完成形だが注意点もあり
そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『Amazon Fire HD 8を実際に使ってみてのレビュー』をご紹介していきます。
どんなタブレットなのか、画質や音質、YoutubeやNetflixなど使える動画アプリ、タッチスクリーンの性能などなど
Fire HD 8を実際に使ってみないとわかないことを検討しているあなたのために解説します。
Fire HD 8はどんな人にオススメなのか?一緒に見ていきましょう!
この記事の目次
【2020年版】Fire HD 8をレビュー
2020年版、AmazonのタブレットFire HD 8は、現時点(2020年7月)で4つあるAmazon Fireタブレットの中で下から2番目の料金の安さ、真ん中の画面サイズとなっています。
価格は、9,980円
Fire HD 8を実際に使ってみた素直な感想としては、1万円を切るタブレットとしては完成形といっていいほど上出来なタブレットで、コスパの良さ以上にこれは1台持っていて損ないタブレットです。とは言いましても、これには当てはまる人と当てはまらない人がいます。
どんな人にFire HD 8が絶大にオススメなのか、どんな人が一旦考え直したほうがいいのかも解説していきます。
外観と写真
Fire HD 8の内容物は、シンプルに4つです。
- Fire HD 8本体
- 充電ケーブル(USB Type-C)
- 電源プラグ
- 説明書
使い始めはとても簡単で、Amazonアカウントでログインすればそれだけセットアップは完了です。
後は、使いたいアプリをインストールすればOK!
Fire HD 8を縦で見た時の画像です。
特徴的なのは、縦持ちの場合カメラが左側についており、これはFire HD 8は基本的に横向きで使うように考えられたタブレットであるためです。
Fire HD 8を横向きにするとこんな感じです。
画面の上側、中央にカメラが来るため、テレビ電話やZOOMなどでのテレワークでも画面を大画面で使いながら、カメラを正面で使えるようになっています。
4つあるAmazon Fireタブレットの中でも一番下になるFire 7(Fire HD 8のひとつ下)は、画面を横向きにするとカメラが横になってしまうためとても使いづらいものとなっています。
Fire 7
Fire HD 8は画面を横にして使うのがメインとなるFireタブレットとなっています。
Fire HD 8を横向きメインで使うもう一つの理由が、スピーカーの位置です。
Dolby Atmos対応のステレオスピーカーが左右に一つずつ設置されており、音が出る部分がカメラ側の側面にあります。
縦画面でFire HD 8を使うと、スピーカーが左側だけになるため左手でスピーカー部分を隠して音の聴こえが悪かったり、左側の音が強いアンバランスな音の出方となります。
そのため、カメラの位置と合わせて、Fire HD 8は横画面メインで使うことになります。。
Fire HD 8を縦画面で持った時の上側側面には、左からイヤホンジャック、USB Type-C、マイク、電源、音量ボタンがあります。
横向きにした時は、右手側の側面になります。
Fire HD 8の充電はUSB Type-Cを使います。
他のデバイスと汎用性もあるため、Type-Cを利用している方からしたら嬉しいポイントですね。
Fire HD 8を充電すると右側にケーブルが来ます。
Fire HD 8の側面には、microSDカードスロットがあります。
SDカードは、1TBまで対応しているため、32GBと64GBの2つの容量があるFire HD 8ですが、32GBを選択してSDカードを入れることでコスパよく容量を拡大することも可能です。
Fire HD 8の料金は、32GBで9,980円、64GBで11,980円となっている。
Fire HD 8のスペック
価格 |
9,980円:32GBGB 11,980円:64GB |
ディスプレイサイズ | 8インチ |
解像度 | 1280 x 800 (189ppi) |
プロセッサ | クアッドコア2.0GHz、2GB RAM |
オーディオ | Dolby Atmos、デュアルステレオスピーカー |
Alexa | 搭載 |
USB | USB Type-C |
カメラ | 2メガピクセルフロントカメラ、リアカメラ |
バッテリー | 最大12時間 |
重量 | 355グラム |
本体サイズ | 202 x 137 x 9.7mm |
カラー |
ブラック、ホワイト、ブルー |
Amazon Fire HD 8のスペックを表にまとめました。
画質
Fire HD 8は、8インチの大きさのディスプレイで、1280 x 800 (189ppi)の解像度となっています。
実際に、プライムビデオ、Netflix、Youtubeで動画を再生してみましたが、画質はとても綺麗です。
「綺麗」というのは4Kのような圧倒的なきれいさではなく、HD画質という通常の画質よりも綺麗で鮮明に映る画質のことで、Fire HD 8はストレスない画質で動画鑑賞を楽しむことができます。
動画を見る、写真を見るには十分な画質なので、ディスプレイの画質に問題ありません。
Fire HD 8は、画質の良さがポイントではなく、ここまできれいな画質のタブレットが1万円切りで購入できるのがFire HD 8のポイントです!
しかし、画質で一つ懸念点なのが、カメラで写真を撮った時の画質がとても悪いことです。
Fire HD 8で撮影
iPhone11で撮影
Fire HD 8とiPhone11で撮影した無加工の全く同じ写真です。
画面のサイズが違うスマホとタブレットということで一概に正確な比較をすることはできませんが、Fire HD 8の写真は色あせており、ちょっと小さい文字でも潰れてしまっています。
Fire HD 8のカメラ画質は良いとは言えず、むしろ使い物にならないくらい画質が悪いと思ってもらってもいいくらいです。メモ程度で使うくらいでしょうか。
カメラは使わないと割り切ったほうがいいでしょう。
Fire HD 8は、きれいな画質で動画の視聴をでき、これはタブレットとして十分以上、お値段以上ですが、カメラの画質に関しては期待しないほうがいいです。
音質
音質は正直ビックリしました。
1万円切っていて、Dolby Atmosに対応したステレオスピーカーが左右に1つずつ搭載されたタブレットは正直Fire HD 8しかないんじゃないか。というくらい音質はお値段以上のものがあります。
左右にステレオスピーカーが一つずつある
実際に、Amazon Musicで音楽を、Netflix、Huluで映画を聴きましたが、音質はとてもクリアできれいな音が出ます。
音量を上げても割れることがなく、鮮明に耳に違和感や不快感なく音が入ってくる感覚がありました。
Fire HD 8のひとつ下のタブレットFire 7は、音量を上げると音が割れて聴こえが悪く、かといって下げすぎると聞き取りにくくなるスピーカーの不満点がありましたが、Fire HD 8はここが大幅に改善されており、質の良い音で音楽や映画、ドラマを鑑賞することができます。
そして、画質同様に1万円を切っているというのが最大の魅了です。
Dolby Atmosとは、ヘリコプターが自分の右から左へ移動したように聴こえる音の上下左右を表現する技術のことです。
Fire HD 8を手に持って一人で映画鑑賞や音楽鑑賞をする際、Dolby Atmos対応の音を聞くととてもリッチな音で、音の方向を感じられて臨場感が増します。
Netflix、プライムビデオの一部の作品、Amazon Music HDの一部の音楽が対応しています。
これをDolby Atmos対応で1万円以下というのはとても考えられない料金となっています。
Fire HD 8は、画質だけでなく、音質もお値段以上のハイクオリティなレベルで音が聴けるタブレットとなっており、映画鑑賞や音楽鑑賞がよりリッチにはかどるタブレットです。
使える動画配信サービス
Fire HD 8で使える動画配信サービスは、プライムビデオ、Netflix、Hulu、FODです。
- Amazonプライムビデオ
- Netflix
- Hulu
- FOD
Amazonアプリストアから各アプリをインストールし、ログインすることで使うことができます。
横画面にして全画面にも対応していますし、プライムビデオ、Netflix、Huluの場合は、動画をアプリにダウンロードすればFire HD 8がオフラインでも動画視聴が可能です。
Fire HD 8は、画質が綺麗で、音質が良くて、動画をいつでもどこでもオフラインで見れるという動画鑑賞にはベストなアイテムです。
Fireタブレットには、Google Playをインストールすることでプライムビデオ、Netflix、Hulu、FOD以外の動画配信サービスもインストールができます。
U-NEXT、dアニメストア、テラサ、ディスニープラス、パラビ、DAZNなど様々なアプリをインストールして使えるので、Google PlayをFire HD 8に入れてもいいかもしれません。
→ 2020年版!FireタブレットでGoogle Playを使う方法!
Youtubeの動画が見れる!全画面にも対応
Fire HD 8では、Amazonアプリストアから「Youtube.com」というYoutubeのアプリをインストールすることでYoutube動画をFire HD 8で見れます。
「Youtube.com」とは、AmazonFireタブレットで利用できるYoutubeアプリですが、iPhoneやAndroidのYoutubeとはデザインや色が違っているのでやや戸惑いはあるかと思います。しかし、中身はちゃんとしたYoutubeで、特に違いや問題もありません、
また、Fire HD 8を横向きにして全画面モードにすればでYoutube動画をフルスクリーンで見れます。
タッチのレスポンス
Fire HD 8のタッチの感度、レスポンスは、実際に使ってみてとても良いと言えます。
遅れも引っかかりもなく、画面のカクつきもないためすらすらーっと画面をスワイプしたり、スクロールすることができます。
Fire HD 8でゲームをしても特に問題なく、操作することが可能となっています。
素早いスクロールでもしっかりと反応しているのがわかるかと思います。
Fire HD 8の一つ下のランクのタブレットFire 7は、クアッドコア1.3GHz、1GB RAMのプロセッサを使用していましたが、Fire HD 8は、クアッドコア2.0GHz、2GB RAMで、RAMに関しては倍です。
Fire 7を実際に使って感じたアプリの起動の遅さがFire HD 8ではなくなっており、性能も良いキビキビ動くタブレットです。
動画の見方
Fire HD 8は、低価格なタブレットですが、とてもバランスの取れた質の高いタブレットだということが実際に使ってみてわかりました。
Fire HD 8で動画を見るなら、
- 動画をFire HD 8にダウンロードして外で見る
- 自宅でFire HD 8をWi-Fiにつないで動画を見る
- 動画を楽しむ
という動画の見方がオススメです。
動画をFire HD 8にダウンロードして外で見る
まず、Fire HD 8は、8インチの画面サイズ、横20cm、縦約14cmの小型なタブレットなため鞄にかさばることなく携帯性が良くて、移動中や外出先でもサラッと取り出してサクサク動画を見ることが可能になります。
電車の中でもサラッと取り出して、小スペースで動画が楽しめて、しまうときにはサラッとしまうことができます。場合によってはポケットにも収まるので外や外出先でとても使いやすいタブレットです。
Fire HD 8で使えるプライムビデオ、Netflix、Huluは、動画をFire HD 8にダウンロードすることができるので、外でも通信を使うことなくFire HD 8で動画鑑賞が可能になります。
自宅でFire HD 8をWi-Fiにつないで動画を見る
Fire HD 8は、自宅でも快適に動画が楽しめます。
タブレットのサイズは小型なので、一人で動画を見るのに適しています。
基本的にどこでも使えるのが魅力的なFire HD 8ですが、防水には対応していません。なのでお風呂ではおすすめできません。
しかし、実際にどんな感じになるのか気になったのでお風呂場の換気扇を付けて、タオルの上で十分に注意して使用してみました。防水性能はないですが、万全な準備と細心の注意を払えば問題はありませんでしたし、今でも普通に使えています。また、Fire HD 8は、スピーカーの性能も良いため、Fire 7と違ってお風呂場での音も良かったです。
Fire HD 8が1万円を切るといってもやはりタブレットですのでお風呂場で使用するには自己責任でお願いします。
動画を楽しむ
Fire HD 8は、動画をタブレットで楽しむのに本当に最適なタブレットです。
- 1万円を切っている低価格なタブレット
- 音質の良いスピーカー
- きれいな画質(HD画質)
1万円を切っている割には音質も画質も良い。というレベルではなく、本当にこの価格で買えるの?というレベルの音質と画質で動画が楽しめます。
Fire HD 8は動画を楽しむ人(プライムビデオ、Netflix、Hulu、FOD)には本当に1台持っておくべきタブレットだと言えます。
もっとコスパよく、持ち運びに特化したタブレットがいい!という方はFire HD 8のひとつ下のタブレットFire 7がオススメです。
→ Amazon Fire 7をレビュー!コスパ重視の持ち運び用タブレット
自宅での動画鑑賞をテレビよりも快適に、スマホよりも大画面で楽しみたい方は、Fire HD 10がオススメです。
→ Fire HD 10をレビュー!大画面タブレットは自宅で大活躍!
オススメの方
Fire HD 8をオススメできる方は、低価格なタブレットを使ってプライムビデオ、Netflix、Hulu、FODの映画やドラマなどの動画を一人で見たい方です。
理由は3つあります。
- Fire HD 8で使える動画配信サービスがプライムビデオ、Netflix、Hulu、FOD
- 一人で見るには最適で、ちょっと大きめで見やすいサイズ
- 1万円切りで購入できる
Fire HD 8は、動画をタブレットで見たいすべての方にオススメしたいといっても過言ではないほど、1万円以下で購入でき、高いレベルの音質や画質で動画が楽しめます。
しかし、Fire HD 8に対応している動画配信サービスは、プライムビデオ、Netflix、Hulu、FODになります。
U-NEXTやパラビ、テレサなど対応していない動画配信サービスもあり、これらを使っている方にはおすすめはできません。Fire HD 8ではそもそも使えないので。
8インチという大きさは一人で見るには十分すぎる大きさの画面で、2人だとサイズとしては問題なくても見にくさがあります。
一人で自宅で、外で動画を見たい方に最適なサイズ感となっています。
Fire HD 8は、1万円以下で買える低価格タブレットでありながら、音質と画質のレベルはそれ以上の価値があります。
それを実現している理由は、Fire HD 8はAmazonでタブレットで、アプリの広告が出たり、Amazonサービスがゴリ押しされたAmazonゴリゴリなタブレットです。
そのため、AmazonはこのFire HD 8で儲かろうとはしておらず、別の所(プライム会員や広告など)で儲けを出そうとしているタブレットとなっています。
なので、Amazonとしてはたくさんの人に使ってもらい、ずっと長く使ってもらいたいんですよね。だからタブレット自体を安くして、音質や画質もお値段以上にすることでたくさんの人に買ってもらって使ってもらい、結果プライム会員やAmazon Musicに加入してもらおうという意図があるのです。
とはいっても、我々はプライム会員やAmazon Musicに入らなくても、NetflixやHulu、FODなどAmazon以外のサービスも使えるので、Amazonにどっぷり染まる必要はありません。ただFire HD 8の良いところだけを使わせてもらえばいいんです!
お値段以上のレベルで使える音質と画質、操作性を味わえるのがFire HD 8なのです。
低価格なタブレットを使ってプライムビデオ、Netflix、Hulu、FODの映画やドラマなどの動画を一人で見たい方にオススメです!
まとめ
Fire HD 8は、9,980円で買えて、それ以上の音質、画質、タッチ操作性を兼ね備えている動画視聴に最適なタブレットとなっています。
プライムビデオ、Netflix、Hulu、FODで映画やドラマの動画をタブレットで見たいなら、Fire HD 8が一番最適な選択と言っていいでしょう。これ以上コスパがよく、レベルの高いタブレットを見つけるのは難しいです。
低価格なタブレットを使ってプライムビデオ、Netflix、Hulu、FODの映画やドラマなどの動画を一人で見たい方にFire HD 8はオススメです!
この記事では、『Amazon Fire HD 8を実際に使ってみてのレビュー』をご紹介しました。
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音楽(洋画・海外ドラマ)、音楽(ポップス、ヒップホップ)が好きな95年生まれ。このサイトVODZOOの姉妹サイト【SOUNDZOO】の運営もしております!